第16回 ウォーミングアップの実際
2007.10.18
2つ目の『ケガの防止』の対処法としては、ゴルフで必要な部位のストレッチです。はじめはストレッチの姿勢をとって動かさない、スタティックストレッチを行いましょう。
【ゴルフでストレッチが必要な部位】※筋肉を伸ばして約15カウント数えましょう!
1)手首、前腕部
クラブを握って保持する時に、最も必要な部位です。
2)肩、肩甲骨周囲
スイング動作の時に、柔らかさが必要な部位です。
3)腰
ボールを打つ時の回旋動作、歩く時の姿勢保持、ボールを拾うなどの前後運動で大いに動かします。
4)股関節、大腿部
アドレス時や歩く時に使います。
5)足関節、下腿部
歩く時に使います。
3つ目の『運動の適応性を高める』対処法としては、ゴルフの動作の中で使う筋肉や関節を動かして可動範囲を広げ、ゴルフのスイングが行いやすいように、また歩きやすいようにしましょう。例えば歩きやすいように、股関節の運動をダイナミックに行いましょう。今度は動かしてのバリスティックストレッチです。
また、スイングを力強くするためや肩の安定性を保つために、胸と肩、肩甲骨周囲の筋肉を動かしましょう。
4つ目の『心理的準備』は、ウォーミングアップの段階から積極的に行います。「さぁ、これからやるぞ!」という心の準備と、「ウォーミングアップをこれだけ行ったのだから、からだは大丈夫」という安心感を整えましょう。
皆さん、今回ご紹介した内容はほんの一部です。いろいろなバリエーションを駆使してウォーミングアップ行い、からだと心を準備して、ケガのない楽しいゴルフをして下さい。