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第25回 二日酔い、対策練って楽しいゴルフ!

2007.12.20

こんにちは、アスレティックトレーナーの黒澤です。
この時期忘年会などでお酒を多く飲む機会が増え、二日酔いでゴルフをしている方が多いのではないでしょうか。
そのような方でもゴルフが少しでも楽しくプレーできるようなアドバイスを今回はおくりたいと思います。
皆さんは、どのようにして二日酔いになるかご存知ですか?
大半の方が、あまり気にせずお酒を飲んでいることだと思います。
飲んでいる時は、楽しいお酒。しかしついつい飲みすぎてしまうと身体と精神に不快な症状を与えます。それが二日酔いです。
その原因は、お酒を大量に飲むと肝臓でアルコールを分解する作用が追いつかず、肝臓内でアセトアルデヒドという物質が残ってしまうからです。
肝臓でアルコールの分解に必要な時間は、からだの大きさや体質によって異なりますが、日本酒で約3合(アルコール10cc分)を処理するのに約9時間かかると言われています。
飲む量が多くなれば当然、体内にアルコールが残って二日酔いになるわけです。
よくチャンポンは悪酔いすると思っている人が多いようですが、そうではありません。
チャンポンをするような場合は、二軒、三軒のはしごで飲む場所の雰囲気が変わったり、お酒の味が変ることでついつい飲みすぎて、お酒の量が多くなるため二日酔いがひどくなるのです。
皆さんは、二日酔いで吐き気、嘔吐、頭痛、胃痛などで悩まされたことがありませんか?
そのような症状を解消するために次のことをおすすめいたします。
【二日酔い解消法】

1)水分を多く取りましょう
  水やスポーツドリンクを多く取って、体内からアルコールを排出しましょう。
2)二日酔いに効く食べ物を積極的に摂りましょう
  柿は昔から二日酔いによいと言われています。
柿には、カタラーゼという酵素が含まれており、アルコールの酸化を活発にして、アセトアルデヒドの分解を促進させる効果があります。また柿に多く含まれる果糖が、 低血糖状態の糖分補給に大変役立ちます。
頭痛がひどい場合は、カフェインを多く含むコーヒーなどを取るのもよいでしょう。
中枢神経を刺激して、興奮作用を起こさせる働きを手伝います。
またお茶(タンニンを含む)やチョコレート、あずき、シジミの味噌汁なども二日酔いに効果があります。
ビタミンCたっぷりのフレッシュジュースや果物を摂るのもおすすめです!
3)熱いシャワーを浴びるのも効果的です
  飲んだ次の日に熱いシャワーを浴びると、血行がよくなり、からだの中のアルコール分解を活発にし、からだと頭がスッキリします。
しかし意識が薄れるほど飲んだ直後の入浴は、避けましょう。
心臓への負担も大きく、また気持ちよくなって意識がなくなり、溺れる方もいるようです。
4)ゴルフの前のウォーミングアップをゆっくりと行いましょう
  二日酔いのゴルフは、決してスコアを期待してはいけません。
ウォーミングアップを、からだが少し汗をかくぐらいゆっくりと時間をかけて行うことで新陳代謝がよくなり、二日酔いが少し解消され、ゴルフを楽しむことができるで しょう。
迎え酒は二日酔いの解消法にはなりません。
昔から『二日酔いには迎え酒』と言われていますが、この言葉の中には、中枢神経を麻痺させ、多少血行がよくなって不快感が薄れる感じがしたり、心理的な作用があるようです。
しかし疲れている内臓を刺激し、内蔵の機能を弱め、二日酔いを長引かせる原因にもなりますので注意が必要です。
以上のことを二日酔いになった際、試してみて下さい。
しかし本来、二日酔いになってゴルフをすることはおすすめいたしません。
体調を万全にしてゴルフをプレーしましょう。
 
次回更新予定:2007年12月27日

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