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毎週木曜日更新

第6回 夕立にご注意! 

2007.8.9

プロゴルフツアーに帯同していた頃、何度か雨でプレーが中断したことがありました。
中でも夏の時期、シーサイドコース(大洗カントリークラブ)のゴルフ場でとてもすごい夕立に出合ったことを覚えています。
海風が強く、雷もすごく、スコールのような状態で雨が降り、私達はその間、休憩所で身を潜めていました。
1、2時間たってもなかなか雨と雷が収まらず、競技はそのままサスペンデッドとなり、残りのホールは翌日の競技の前に繰り越されたのを記憶しています。
その日はとてもいい天気で、夕立が来るなど誰も予想をしないまま競技が進み、午後になって遠くで雷がなり始め、雨が降り、雷の音が次第に近づいてきた時には、競技者(プレーヤー)と観戦者が、非難する場所を見つけるため一同に移動し始めると言う、騒然とした状況でした。

しだいに雨・風が強まり、雷が「ゴロゴロ」と言う音と共に稲妻が光り、「ピカ~、どっか~ん」という音のたびに「ギャ~」と言う悲鳴。
その音が大きくなるたびに騒然とし、この場所は「大丈夫かなぁ~」と思ったのを記憶しています。

幸いにも何事もなく、雨と雷が通り過ぎ、皆さんが安堵の表情を浮かべた時にやっと「ホッ」としました。

今思うとその場所が雷から身を守るのに最適な場所であったのか、私自身疑問が残りますので、皆さんがそうならないように今回、ゴルフ場での最適な避難方法をアドバイスしたいと思います。
また、雨の対策としてどのようなものを準備しておく必要があるのかもお教えします。
雷から身を守る方法
1) 雷の音を聞いたら、すぐ避難!
雷の音が聞こえる範囲は、約10kmといわれています。
また、雷は半径10km付近内に落ちるとも言われていますので、すぐの避難が必要です。
避難する際は、かがんで身を低くして移動しましょう。
2) 一番安全な場所は、クラブハウス!
コンクリートでできた建物が安全です。
ただし、電気機器や壁からは4mほど離れるのがベストです。
自動車やバスは、落雷電流が地面に流れるので安全です。
3) コース内を歩くことや、木の真下は危険!
コース内をクラブを持って避難するのは危険です。
クラブはその場において避難しましょう。命には代えられません。
4m以上の高さのある木などに避難する場合は、その高さの半分ほどの距離をおいて避難するのが、適切な避難方法です。
木の真下は大変危険です。
雨の時必要なもの
1)
雷や風が強い時は、注意して差しましょう。
(プロは契約をしているため、必ず持参しています。)
2) 雨具(レインウェア)
防水性や通気性、通湿性に優れたものを選びましょう。
中にはストレッチ性の優れたものもあります。
3) タオル
少し大きめの物を用意しましょう。
4) 帽子
頭を濡らすと風邪などをひきやすくなるので、頭を雨から守りましょう。
雨が目に直接入らないように、つばのついた帽子をかぶるのも良いと思います。
5) 靴下
靴の中が濡れてぐちゃぐちゃになると思いますので、1足は予備を用意しましょう。
最低でもこれだけは用意しましょう。
また、雨の日はからだが冷えて筋肉が硬くなりますので、自分の打つ番以外の時はストレッチやからだをさするなどして、筋肉が冷えないようにしましょう。
 
次回更新予定:2007年8月16日

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