こんにちは、アスレティックトレーナーの黒澤です。 先週男子は、日本プロゴルフ選手権が群馬県のレーサムゴルフ&スパリゾートで行なわれました。 結果は皆さんもご存知のように片山晋呉プロが大会レコードとなる通算23アンダーで他を寄せ付けず圧勝し、永久シードの25勝に王手をかけました。本人のコメントからも絶好調のようで、次週以降の大会が大変楽しみになってきました。 またトレードマークのテンガロンハットをかぶりインタビューを受けている片山プロを見て、一段と輝きを増しているように感じました。
ところで、それとは逆に心配なのが石川遼プロ。気になっていた精神的なタフさがまったく見られず、先週に続いて予選落ちとなってしまいました。 若い時期はすべてが勉強と思いますが、そこはプロの世界、結果がすべて評価につながりますので、精神力を磨き、安定した結果が得られるように努力してほしいものです。石川遼プロがんばれ~!
若いと言いますと、14才でアメリカに渡り、単身でゴルフを学んできた今田竜二プロがついにAT&Tクラシック(ジョージア州ダルース・TPCシュガーローフ)でアメリカツアー初優勝! 日本人選手として青木功プロ、丸山茂樹プロに次いで3人目となる快挙を成し遂げました。 今田プロは、今季は2位が2回あり、スタートから好調を維持、一時その流れが断ち切れることがありましたが、精神的な強さを見せての今回の勝利は、あっぱれな活躍であり、頭が下がる思いです。 これで今季の賞金ランキングも4位に上昇し、同じ日本人として誇りに思います。 益々今後の活躍が楽しみな今田プロを皆さんで応援しましょう。
先週は、膝が不安な状態なのかどうかをチェックして頂きましたが、皆さんいかがでしたか? ツアープロもアドレスがしっくりしないとか、スイング時に膝に力が入らないなど練習中に訴えてくることがありますが、そのような不安を打ち消すためには、何が必要かをアドバイスしたいと思います。
まずは膝周囲の筋力の強化が必要です。 中でも大腿部(太もも)の筋力がしっかりしていることで、アドレス時にフラフラすることがなくなりますので、大腿部の筋力がどの程度なのかチェックしながら、鍛えていきましょう。 それでは段階的に大腿部の筋力のチェックと、自分の筋力にあったトレーニング内容を試してみてください。
1. |
椅子に座ったり、立ったりしましょう。 |
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この動作は日常の動作で行われていますので、それほど苦にならないと思いますが、連続して行うと徐々にトレーニングとしての効果も現れてきます。ゆっくり行って下さい。 |
2. |
しゃがんだ姿勢から起き上がる |
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はじめは膝に手をあてて立ち上がりましょう。 徐々に手を使わず、連続して行ないましょう。 トレーニング効果も1.よりアップいたします。 ゆっくり行なって下さい。 |
3. |
お相撲の四股(しこ)の姿勢から床に手を着き、立ち上がりましょう。 |
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ゆっくりと行なって下さい。 しゃがんだ状態から立つより、負荷が高くなります。 この動作ができるるかどうかをまずチェックし、できる人はトレーニングとして取り入れて下さい。 |
4. |
四股の姿勢から、左右にからだを動かしましょう。 |
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ゆっくりと行なって下さい。 |
5. |
椅子に座った状態から軸足に体重を移動させ、立ち上がりましょう。 |
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軸足に力が入るようにゆっくりと行なって下さい。 |
それでははじめて下さい。 はじめはゆっくりと行ないましょう。 慣れてきたら回数とセット数を決めてどのくらいできるか、記録をとっておくのも筋力がアップした時に参考になります。 |