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毎週木曜日更新

第34回 基礎体力をつけよう

2008.2.21

こんにちは、アスレティックトレーナーの黒澤です。
先日、東京マラソン2008が行われました。
このコラムを見ている人の中にも参加された方がいるのではないでしょうか?
今年はフルマラソンの部で約2万7300人が参加し、その内約97%のランナーが完走、他にも10キロの部や車いすの部などがあり、総勢で約3万3000人ほどのランナーが東京の街をいろいろな目的をもって走りました。
皆さんの中にもご存知の方がいると思いますが、この大会は今年の北京オリンピック男子マラソンの選考レースにもなっていました。
しかしそのような目的で参加した人はほんの一部で、一般のランナーは完走を目的に走ったのと、自己の記録への挑戦を目的に走った方が多いのではないでしょうか?(えっ、そうじゃない、やっぱりオリンピックが目的!?)
また大会をテレビで見ましたが、いろいろな仮装をして楽しく走っている方が多く、大変和やかな雰囲気を作り、大会を盛り上げていました。
そのようなランナーは、今回東京の街を堪能されたのではないでしょうか?
このコースを見ますと新宿の都庁をスタートし、皇居や銀座、浅草といった東京の歴史や文化の観光名所を通って、ゴールのビッグサイトへ向うコースで、普段は車が多いことでも知られている道ですが、今回は交通規制(銀座⇔日本橋などは9:30~15:05)となったため、堂々と道の真ん中を走ることができるのはとても壮大な感じがするコースのように思います。しかし景色を見ている余裕などないのが本音かな?
私の知人もこの東京マラソン2008に参加しようと日夜がんばっていましたが、抽選で断念しました。しかしそのような人たちもこの東京マラソンに参加を夢見て、準備に余念がなかったようです。
マラソンに参加するトップアスリートの多くは、月に1,000キロほどを練習で走り、一般のランナーでも200~300、中には500キロの距離を走り、マラソン競技に備えた方がほとんどのようです。
ところで皆さんは、ゴルフのラウンドのために基礎体力をつけていますか?
以前にもお話しましたように、18ホールの距離はおよそ7,000ヤード(約6,400m)ですが、それを正確に歩くことはできません。
少なくてもその1.5倍ほどの距離を歩いているのではないでしょうか?
そうしたラウンド時に体力的な余裕を持って挑むためには、普段から基礎となるスタミナをつけておきましょう。
スタミナをつけるには、やはり有酸素運動が基本となります。
有酸素運動は、ゆっくりとした運動の中で酸素を消費し、無理のない呼吸を確保しながらできる運動です。
運動の強度としては、軽く汗がでる程度で長時間継続が可能な運動です。
【代表的な有酸素運動】
■ウォーキング
■ジョギング
■エアロバイク
■トレッドミル
■エアロクライム(ステップマシン)
■水中運動(水中ウォーキング、水泳)
どの運動もそうですが、はじめは他の人と会話ができるぐらいの軽い運動から行い、徐々にペースを上げていくのが無理のない運動につながります。
目安となる心拍数は、1分間に110~120ぐらいが良いでしょう。
トレーニングの時間としては、最低20分間は行いましょう。45分以上行うことができれば効果絶大です。
トレーニングの量としては、一週間に3~4日間ほど行うことができれば十分です。
有酸素運動を行うことで、基礎となるスタミナをつけることができますが、その他に糖尿病や高脂血症などの病気の予防にも役立ち、ストレス解消にもなり、ダイエットの効果もありますので、是非実行してみましょう。
 
次回更新予定:2008年2月28日

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